
ウディ・アレンの1988年の映画『
私の中のもうひとりの私 (Another Woman)』を観ました。
大学のcinematographyの授業で観て以来、20年ぶり。
改めて、ウディ・アレンの中で好きな映画の一つだと思いました!
日常的なストーリーが進行しながら、登場人物の心理をいろいろな「言語」で語っていく方法。
伏線として散りばめられている主人公の生い立ち、育ちを象徴するリルケ、ブレヒト、ハイデッガー、クリムトの作品。優れた台詞と素晴らしいキャスト。
特に映画のテーマの鍵を象徴するジーン・ハックマン、いい存在感をかもし出しています。
存在感といえば、撮影監督のスヴェン・ニクヴィストでしょう。
全体的に暗め、暖色トーンの色彩、赤、グリーンの使い方。
忘れがたい映像を作っています。
自分が信じていたものがカタストロフに向かってガタガタと崩れ去り、その後に訪れる主人公の透きとおった心情が、さわやかさと感動を与えてくれます。
昔みた映画と再会するときは、古い友人に会うような懐かしさと喜びがあると思いました。
小々馬慶太
- 2008/06/10(火) 00:58:57|
- 映画
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0