
エミール・クストリッツァの映画『
パパは、出張中!』を見ました。
パパは、出張中
Otac Na Sluzbenom Putu
1985年 ユーゴスラヴィア
監督:エミール・クストリツッア
出演:モレノ・デバルトリ
ミキ・マノイロヴィチ
ミリャナ・カラノヴィチ、 他
チトー政権下、1950年代ユーゴスラヴィアのある家族を描いた作品。
素晴らしい映画でした。
国家を批難したという罪で連行されてしまう父。国家の不気味な不条理によって家族に深い悲しみを与えた時代、このような状況は現実に無数に存在していたと思います。重く悲しい現実と、マリックを中心とする子供たちの描写の対比の妙。
夜中に徘徊するマリックの夢遊病のように、映画全編を通してくすんだ画質が夢のような忘れがたい印象を与えています。特に悲しく美しいおとぎ話しのように描かれた、病弱のマーシャとマリックの挿話的なエピソードや、悲しく流れる主題の音楽が、この複雑に人間模様が交差した比類なき物語に輝きを与えています。
子役も含めた俳優陣の演技も特筆すべき、お勧めの映画です。
小々馬慶太
- 2008/06/17(火) 01:14:58|
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ウディ・アレンの1988年の映画『
私の中のもうひとりの私 (Another Woman)』を観ました。
大学のcinematographyの授業で観て以来、20年ぶり。
改めて、ウディ・アレンの中で好きな映画の一つだと思いました!
日常的なストーリーが進行しながら、登場人物の心理をいろいろな「言語」で語っていく方法。
伏線として散りばめられている主人公の生い立ち、育ちを象徴するリルケ、ブレヒト、ハイデッガー、クリムトの作品。優れた台詞と素晴らしいキャスト。
特に映画のテーマの鍵を象徴するジーン・ハックマン、いい存在感をかもし出しています。
存在感といえば、撮影監督のスヴェン・ニクヴィストでしょう。
全体的に暗め、暖色トーンの色彩、赤、グリーンの使い方。
忘れがたい映像を作っています。
自分が信じていたものがカタストロフに向かってガタガタと崩れ去り、その後に訪れる主人公の透きとおった心情が、さわやかさと感動を与えてくれます。
昔みた映画と再会するときは、古い友人に会うような懐かしさと喜びがあると思いました。
小々馬慶太
- 2008/06/10(火) 00:58:57|
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まだ朝夕は肌寒いとはいえ、だいぶ春の空気が感じられるようになりました。
これからオープンカーの季節ですね。
以前、短い期間でしたがオープンカーを所有していたことがあります。
どちらかというとフルオープンというよりタルガトップに近い形でしたが、天気がいい日にルーフパネルをバコッと外してトランクに収納し、オープンで走ると爽快でした。
いいクルマでした。
今でもオープンカーを見かけると乗りたくなります。
オートバイに近い、視界が360度そのまま移動している(?)不思議な感覚と、外気・陽の光の気持ちよさ。
オープンカーがほぼ準主人公のような映画、たくさんありますが、すぐ思い浮かぶものは、
Thelma & Louise (サンダーバード・コンバーティブル)
Sideways(サーブ900 カブリオレ)
Wild At Heart (これもサンダーバード)
ロードムービーでは、ゆるゆると走る、ちょっと古いクルマが味がありますね。
- 2008/04/09(水) 22:45:10|
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